6月 6th, 2015
『レソト日和』も一段落して、ほっとしていたら次があった。
『レソト日和』でも使ったDreamLabo 5000で印刷する
canon独自の写真集自主制作サービスPhoto Jewelというものがあります。
そのPhoto JewelのCP+などで展示する見本写真集として、
小澤太一さんの写真集のアートディレクションを2冊のお話!
打ち合わせの結果、過去に開催した写真展の写真集を作ることに決定!
写真展『世界で一番青い空』
写真展『チビッコハウスへようこそ!』
面白いことは続きます。
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1冊目は、『世界で一番青い空』。
表紙デザインと本文レイアウト。
Photo Jewelは、誰にでもわかる操作性で、
現場でindesignを使って全部やっていると、最初は少々使い勝手が悪いが、
知識ナシでも使える点では、凄く作り込まれていると思います。
慣れればレイアウトの自由性も高く、好印象でした。
<表紙>
表紙は、誰でも作れるデザインを。グラデーションで空をイメージ。
<本文をちょこっと>
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2冊目は、『チビッコハウスへようこそ!』。表紙デザイン。
こっちの本文は小澤さんがご自分でディレクション。
<表紙>
表紙は、『世界で一番青い空』を踏襲しつつ、
丸ゴシック+グラデーションで、チビッコ色に。
<本文をちょこっと>
なお、完全限定受注生産で販売させていただきました。
ご購入いただいた方、本当にありがとうございました。
早速CP+のcanonPhoto Jewelブースで発見っ!!
canonさんで写真集制作中に、
僕が好きな小澤作品の写真パネルをプレゼントしていただきました。素敵♡
これで4冊。一冊ずつが最高の4冊。
『ナウル日和』
『レソト日和』
『世界で一番青い空』
『チビッコハウスへようこそ!』
小澤さん、これからも無二の仕事していきましょう!
Tags: Art direction, book design, photograph
Posted in design | 【小澤太一3部作②③】2冊同時写真集ディレクション。 はコメントを受け付けていません
5月 19th, 2015
新しいチャレンジが富になります。
ワークショップ『漢ちゃんと行く、写真集お買い物ツアー』。
写真家・小澤太一さんと「面白いことしよーぜ〜」で、
思いついたのが・・
一日東京を回って『写真集』を見ることで
新しい発見と経験をしちゃおうな健康的ワークショップ。
2015/5/16。
希望者が多かったため、レソト日和を購入していただいた方限定で開催させていただきました。
(またやりましょう!)
参加者24人。素敵。
<チラシも作った>
<下見もした>
↑アットワンダーは二階で飲める。
さて・・当日であります。
<写真集食堂・めぐたまでランチミーティング>
飯沢耕太郎さんが作ったお店で写真集5000冊に見て触れて、
さらにはやさしい玄米ランチ食べながら、ミーティング&おしゃべり。
雨上がる。
<IMAコンセプトショップで洋書と最新刊を知る>
迷いがあれば来る大事なお店。
ここに来て、イマを知り、眼と心を刺激っ!
<神保町古本屋街で2時間練り歩き>
小宮山書店・ボヘミアン・ギルト・かげろう・keizo・
ARTイワタ・マグニフ・・・
メイン企画は、2時間じゃ足りないのである。
そして戦利品が両手になる人もチラホラ・・
<代官山・蔦屋書店で括る>
やはりここの写真集の量と店員さんの知識は半端ないです。
個人的にはセルフレジ横の棚がやばい・・
<最後はたこやきBAR恵比寿 Ku;ruriで品評会。>
絶品たこやきコースに舌鼓しながら、
みんなが買った写真集を皆で品評会。
初めて知る写真集や、レア本を安く掘っちゃう人など、大騒ぎ。
僕が作った本をたまたま買った人もいて感動しました。
(写真=ろびすけさん)
<戦利品>
「Hilhaven Lodge The Photo Booth Pictures」
写真家の自宅にあるPhoto Boothで撮影した
有名人の証明写真4枚綴りを集めたもの。
showbiz界のプライベートな表情とストーリー。遊び。自分のツボ。
あと今年の木村伊兵衛写真賞・石川竜一さんとか。カシアスさんとか。
いまさらながらどちらも最高の一冊。
いやー、、歩いた。歩いた。笑った。歩きすぎた。飲みまくった。
著名・無名・値段、関係なく、
やはり実際に感じて、開いて、心持って行かれる本が
ずっと心と本棚に残る一冊なんだなと再確認。
最高8冊買った強者も・・いらっしゃいました。
太一もたくさん、買いました。
またこんな聞いたコトない
「ワークショップ」開けて行けたらなと思っております。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました♡
Tags: other, photograph, WORKSHOP
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5月 2nd, 2015
2014年の写真集『ナウル日和』から始まって、
それ以来、小澤太一さんとは多くのお仕事をさせていただいています。
【小澤太一3部作】第一弾は、
小澤太一写真集『レソト日和』アートディレクション。
2月の写真展『レソト日和』に向けて、
ジャパンクリエイト様と、キヤノン様ご協力のもと、
DreamLabo 5000の印刷サンプルとしても誰にも負けないように
「一冊の写真集」を作成することに。しかも限定完全事前予約制9,999円。
(でもこれ本当はそれ以上に、、コストが・・なんでもありません。)
この後ろのデカいマシーンがDreamLabo 5000
<
DreamLabo 5000とは>
キヤノンが本気の本気を出した最新業務用印刷機です。
通常の4色のインクを使った印刷とは違い、
7色の染料インクを用いて2400dpiで印刷されているので、
まさにオリジナルプリントそのままのクオリティ〜。
ビビットカラーもナチュラルに表現可能で、
これまでに難しいとされた黄色の色相の鮮やかな表現も可能だそう。
仕上がりを見て、正直ここまでかとびっくりしました。
『レソト日和』印刷クオリティは、
世界最高品質の写真集になっているといっても過言ではないです。
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<写真集レイアウト>
ここはもう太一くんのblogを引用してしまいましょう。
かなり濃い内容になっております。
温泉旅館で写真集
<表紙>
なんでもしていいっていうから・・・可能な限り大判の判型にしました。
驚異の290mmx400mm。でかいよ。でかすぎるよ。本棚入らないよ。
なんでもしていいっていうから・・・蛍光を地に刷ってから白箔押し♡
<本文>
大判の利をいかして、シンプルかつ大胆に。写真を魅せる。
<販売チラシもハンドメイド>
<ノベルティー①Tシャツ>
背中は豪華にシリコンインク!
<ノベルティー①ビックリメンシール>
<レソト日和写真展DM>
<写真展トークショー>
危険!見るな↓
コニカミノルタプラザにて。
誰だよ。デザイナーのサイン入れますか? とか発案した写真家は・・・
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事前にHPやblogでチラ見せしての
ネット販売はいたしませんでした。
それは、レソト日和写真展やCP+などで、
実際に会場で手にとって、驚き、所有したくなってから、
買っていただきたかったからです。
近年にはあまり見ない価格ながら、
ご購入していただいたたくさんの皆様、心より感謝です。
本当にありがとうございました。
今後、再販する予定も今のところありません。ご了承ください。
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キヤノンの越山さん、ほんとうにほんとうに新しい経験と深いお話、
そして、皆で作り上げる文化祭なお仕事をありがとうございました。
↓↓↓2人の態度をみていただければ、
どれほど越山さんに感謝しているか、伝わっていると確信しております。
ジャパンクリエイトの星野さん(左)、本間女史。
書き切れない数々の無茶ぶりを、あらゆる角度から可能性を探っていただき、
何から何まで願いを叶えてくれた「神様」「女神」のお二人♡
ハナから「無理だ」な世の中で出会えた、素晴らしい会社でした。
またお仕事しましょう! 本当にありがとうございました!
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ジャパンクリエイトでは、
このDream Labo5000を導入し、一般の人でも作りやすい、
一冊から作れる写真集製作サービスを展開しています。
ご興味がある方はこちらから。
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そして、たいちゃん。
今回もオモロイ仕事をご一緒させていただき本当にありがとう。
予想していた3倍近くご購入いただいたのではないでしょうか。さすがですっ!
まだまだ、niwanoniwaは道の途上だけど、
最大限のちょっと上まで、ご一緒する気満々なので、
これからもよろしくです。
誰にも真似できないオモロイことしましょう。
続く。
Tags: Art direction, photograph
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5月 1st, 2015
アートディレクションを担当させていただいている
野口健さん代表のNPO法人PEAK+AIDに
「ヒマラヤ大震災基金」ページを反映させました。
ヒマラヤに足繁く通い、
現状とこれからを知っている野口さんを通して、
被災地に少しでも多くの基金が届けばとおもいます。
ご賛同・シェアの方、よろしくお願いします。
「どうか、日本の皆さんのお力もお貸しください。
必ず目に見えた支援を全責任を背負ってやります。
長い長い活動になりますが、
どうか、ネパールを助けてください。
ご支援のほど、どうかどうか宜しくお願い致します」(野口健)
Tags: Art direction, news, people
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4月 25th, 2015
世田谷区は奥沢にある
トリガーポイント鍼療法、筋膜マッサージで有名なTHE DiMEが、
より伝わりやすいパンフレットを制作したくなっちゃったということで、
撮影ディレクションから、編集、デザイン。印刷まで
0から関わらせていただきました。
奥沢という場所柄、老若男女に愛される場所にデーンと構えているので、
幅広い層に好まれるまっすぐデザインにすることに。
院長の小井手 智啓くん。親友の弟でもあります。
あらイケメン♥
撮影はすべて、江藤海彦さんにお願いしました。
1月に台湾写真旅行した友達でもある。
編集は、niwanoniwaの田村知子に。
判型は、協議の結果、 A4を横長の三つ折りにしました。
横が生きるデザイン好き。
<表>
<裏>
仕事や家事でお疲れのみなさんも、
ぜひTHE DiMEに立ち寄ってみてください。
オンライン予約もできまっせ。
院長・小井手 智啓くん。
お仕事ご一緒できてうれしかったです。
今後ともよろしく!
個人的には、治療後のランチは、
斜向かいの「入り船寿司」でランチがオススメ♥
お金に余裕がある人はぜひ、本マグロを!(←ぐっと高い)
Tags: Art direction
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4月 23rd, 2015
Tags: book design
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4月 10th, 2015
身延山久遠寺の仕事や七面山の仕事などなど、
お世話になりまくっている写真家・鹿野貴司さんの
写真展「はやかわ移動しゃしん館」のチラシを
デザインさせていただきました。
早川町は、山梨にある日本一人口の少ない町です。
鹿野さんはそこに通い続け、町と町民の表情を撮り続けています。
その皮切りに、撮影地から写真展スタートです。
<チラシ表>
<チラシ裏>
■場所=はやかわ創造空間COCOROTO
■住所=〒409-2713 山梨県南巨摩郡早川町保1525 ☎0556-45-2770
■日時=2015年6月6日〜28日
■時間=10:00~17:00
■休館=月曜・火曜
■入館無料
■Email=cocoroto.cs@gmail.com
■web=http://cocoroto.cocolog-nifty.com/blog/
でございます。6月の山梨。山登りついでに遊びにおいで。
鹿野さんとのでかいお仕事は、今日一歩前進いたしました。
それはまた追って。
Tags: Art direction, design
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3月 21st, 2015
どうぶつ救援本部さまが、
平成27年3月14日(土)から18日(水)に
宮城県仙台市で開催されていた国連世界防災会議で設置したブースのポスター3点を作らせていただきました。
その様子は、こちらから。
その中に体温を感じる写真はケニアドイさん。
ひとつ、ひとつ、キミに体温が戻りますように。
Tags: Art direction, design
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3月 5th, 2015
2014年度ミズノスポーツライター賞授賞式。
昨年出版されたスポーツノンフィクション本2000冊の中から、
金賞「洲崎球場のポール際/森田創」、
銀賞「球童 伊良部秀輝伝/田崎健太」
の装訂を偶然担当させていただきました。
ダブル受賞で今日だけ売れっ子デザイナーです(笑)、と言いたいとこだけど、
僕はお力添えしただけなので、皆さんも是非、
本物のノンフィクションを読んでみてくださいませ。
獲るべくして獲った2冊。
そこに込められた著書の思いとは。
発表内容はこちらから。
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最優秀賞「洲崎球場のポール際』森田創著(講談社)
優秀賞「球童 伊良部秀輝伝』田崎健太著(講談社)
森田さん、田崎さん。
おめでとうございます!
Tags: book design
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2月 10th, 2015
「善と悪 江夏豊ラストメッセージ」
著=江夏豊・松永多佳倫(KADOKAWA)(ダ・ヴィンチBOOKS) の
装丁・ディレクションをさせていただきました。
今年のキャンプで、ちょうど今、
江夏さんは阪神タイガースの臨時コーチとしてグラウンドに立っている。
コアな野球ファンには、彼の野球解説が好きな人が多い。
表紙の撮影で江夏さんご本人にお会いすることができた。
(その時の様子は本書にて・・)
現役時代、その態度から「アウトロー」と呼ばれ、
いまでも数々の伝説で語り継がれる球界の怪物は、
人一倍真面目で、面倒見がよく、なにより優しい大男だった。
そして、撮影は荒木経惟さんっ!
「アラーキー語録」の仕事以来、久々にお会いすることができ、
少し体を壊していると聞いていて心配だったのだが、
相変わらず、めちゃくちゃめちゃくちゃ元気で、
内心嬉しくてニヤニヤしてしまいました。
(左から、江夏さん、荒木さん、松永さん、三村、編集者川戸さん)
江夏さんの撮影には、荒木さんしかいなかった。
それを実現してしまう出版社の熱意とフットワークに感服。
やはりできると思えば「出来る」。
いざ。撮影。僕は江夏さんの表情ばかり気にしていた。
江夏さんも気を張っていたとおもう。
でもそんなに時間はかからなかった。
撮影を終わってから、笑顔の荒木さんが、
「やっぱりさ、江夏さんは左手だろ? 左手写さなきゃだめだろ」と一言。
堅さを味方にして、このカット。この人もまた怪物だ。
<カバー>
<帯>
<カバー+帯>
<表紙>
<別丁扉>
<章扉>
昔読んだ安部譲二さんの本の一説に
「今まで数え切れないほど服役経験者を見てきたが、
刑務所に入ってまともになって帰ってきたのは、山本譲司と江夏豊だけだ」
と言う言葉がずっともやもや解読できなくて、
「だからこそ、その人たちを裏切ってはいけないんだ」
この言葉を読んだ瞬間にそれが頭からすっと消えた。
この一言にすべて含まれていた。
野球好き、スポーツ好きは必読、
そうでなくても、すべての「人」に読んで欲しい一冊。
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単行本: 231ページ
出版社: KADOKAWA/メディアファクトリー (2015/2/6)
ISBN-10: 4040673751
ISBN-13: 978-4040673752
発売日: 2015/2/6
商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
江夏 豊(えなつ ゆたか)
1948年、奈良県生まれ。阪神タイガースなど5球団で活躍した元プロ野球選手(投手)。左腕から放たれる豪速球と駆け引きを武器に、プロ野球記録であるシーズン401奪三振を記録。『江夏の21球』やオールスターゲームでの9連続奪三振はあまりにも有名で、「20世紀最高の投手」との呼び声も高い。しかし、93年には覚せい剤取締法違反で逮捕。阪神タイガース球団創設80周年となる今年、春季キャンプ臨時コーチに就任した。
松永多佳倫(まつなが たかりん)
1968年、岐阜県生まれ。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスとなり沖縄に在住。沖縄の民族、言語を研究するほか、ノンフィクションライターとして高校野球、サッカーといったスポーツジャンルで活躍。ラジオパーソナリティーも務める。主な著作に『最後の黄金世代 遠藤保仁』(KADOKAWA)、『沖縄を変えた男一栽弘義』(ベースボールマガジン社)、『マウンドに散った天才投手』(河出書房新社)など。琉球大学在学中。
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品格の黄色って難しい。
「善と悪」いいタイトルだなあ。人であれ。
川戸崇央さんありがとうございました。
Tags: Art direction, book design
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