「蹴る群れ」木村元彦(集英社文庫)
土曜日, 5月 24th, 2014
「蹴る群れ」著=木村元彦(集英社文庫)の装丁をさせていただきました。
「オシムの言葉」で有名な木村元彦さんですが、
この視点と取材力、サッカーの本質を突き詰めて、読者に蹴ってきます。
スポーツとしてのサッカーと、国、歴史や戦争、人と人の間としてのサッカー。
そんな木村さんでしか書けなかった伝説の1冊を
文庫化するにあたり、お手伝いさせていだきました。
こちらが、2007年刊行の単行本。(もうほとんど手に入りません)
文庫化にあたって、エディン・ジェコの
ボスニア内戦にまつわるインタビューを追加しました。
見よ。この木村さんしか書けない内容。
W杯前の1冊ですっ!
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もくじ
第1部 歴史から蹴り出せ
序 サッカーという修辞学
第1話 イラク代表随行記 – ホームは遥か1000キロ、イラクの夢
第2話 イルハン・マンスズ – ドイツのトルコ移民
第3話 ルディ・バタ – アルバニア恐怖政治かわの疾走
第4話 ヨアン・アンドネ – 独裁者には”ケツ”を見せろ
第5話 イワン・ハシェック – ビロード革命と14個のサッカーボール
第6話 オズワルド・アルディレス – フォークランドなんかくれてやる!
第7話 デヤン・サビチェビッチ – 連邦か、独立か。迫られたドリブラー
第8話 アドナン・シャルキ – 中東のオシムは笑う
第9話 エディン・ジェコ – ボスニア内戦に生まれたダイヤモンド
第2部 日本サッカー稗史
序 今こそ『稗史』を
第10話 小幡忠義 – 東北サッカーの逆襲
第11話 リンダ・メダレンとその時代 – 世界最強リーグが存在した
第12話 金明植 – 在日朝鮮サッカーの源流、枝川をゆく
第3部 守護神を見ろ
序 ゴールこそはサッカーの祝祭
第13話 土田尚史と田北雄気 – 俺を使え! アイ アム レッズ
第14話 ハンス・チルコフスキ – ドイツの記憶。1億1回目の質問
第15話 トミスラヴ・イヴコビッチ – ユーゴ最後の代表キーパー
第16話 リュシュトゥ・レチベル – 震災地トルコの優しき鬼神
第17話 ハンス・フォンク – 南アフリカで白人がキーパーをするということ
第18話 村岡博人 – 守護神は回顧する。戦後初代代表GKの追ったニッポン
あとがき
解説 高野秀行
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また木村さんにいただいた表紙候補の写真が熱い!暑い!
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文庫: 429ページ
出版社: 集英社 (2014/5/20)
ISBN-10: 408745195X
ISBN-13: 978-4087451955
発売日: 2014/5/20
商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
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勝つぞ!ニッポン!!
ありがとうございました!