「許されざる者」辻原登(集英社文庫)上・下巻
木曜日, 8月 23rd, 2012
「許されざる者」 辻原登(集英社文庫)上・下巻
の装訂をさせていただきました。
福田健太郎さんの
光豊かな木漏れ日の写真を使用させていただきました。
amazonこちらから。
許されざる者 (上) (集英社文庫 つ 18-1)
許されざる者 (下) (集英社文庫 つ 18-2)
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明治36年に医師であるドクトル槇がインドから帰国し、少しずつ熊野・森宮の町は変わり始めていく。
日露戦争を背景に、国家の近代化の中で懸命に生きた人々の愛と青春の物語巨編。
和歌山県の風俗性や 戦争論争、不倫の心理描写などとても読みやすく書かれた傑作です。ぜひ。
★第51回毎日芸術賞受賞作品★
辻原登さんは、他にも数多くの賞を受賞されています。
2005年 『枯葉の中の青い炎』(第31回川端康成文学賞)
2006年 『花はさくら木』(第33回大佛次郎賞)
2011年 『闇の奥』(芸術選奨文部科学大臣賞)
2012年 『韃靼の馬』(第15回司馬遼太郎賞)
また2012年より近所の神奈川近代文学館の館長・理事長を務めていらっしゃいます。
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集英社・飛鳥壮太さま、写真家・福田健太郎さま、
そして辻原登さま、ありがとうございました。