ほたるの伝言|小原玲
環境問題を写真から訴える活動を進めている
EYEWITNESS(AD=niwanoniwa)の
代表のお一人で、名古屋を活動拠点に
アザラシやマナティーの写真や講演にも引っ張りだこの
小原玲さんの写真集のアートディレクションをさせていただきました。
地元の名古屋から北海道・鹿児島まで
全国で撮影された数々のほたるの写真に加えて、
今月、名古屋で開催される
COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)のテーマである
「多様な生き物や生息環境を守る」を
「ほたる」の視点から、
小原玲さんがとても丁寧にわかりやすく説明をしています。
幅広い年齢層の方に読んでいただけると思います。
本屋さんで発見の際は、ぜひ手に取ってみてください。
僕の子供達も夢中になって、一気に読んでいました。
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ほたるの伝言
12年にわたって日本全国のホタルを撮り続けてきた
動物写真家小原玲は,
写真に,ホタルと暮らす「人」の姿が少ないことに気づいた。
ホタルの数自体は増えているのかもしれない。
しかし,ホタルの飛び交う人里の風景が少ない。
ホタルは人の近くで暮らす虫。
なぜホタルは私たちと暮らせなくなったのか。
そして,私たちがホタルとともに
生きていくためにはどうしたらよいのか。
北海道,青森,山形,宮城,福島,群馬,栃木,静岡,
愛知,三重,兵庫,岡山,広島,宮崎,鹿児島……,
日本全国の美しいホタルの写真とともに,
写真家・小原玲が,日本の環境問題を考える。
■目次
1. プロローグ
2. 一番ボタル
3. 消えていく光景
4. お米作りとホタル
5. 川とホタル
6. かぐやひめとホタル
7. ほたるの伝言
8. ホタルを愛でる心を(兵庫県立人と自然の博物館主任研究員 八木剛)
単行本: 96ページ
出版社: 教育出版
ISBN-10: 4316803050
ISBN-13: 978-4316803050
発売日: 2010/10
価格:1500円+税
amazonはこちらから
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教育出版 玉井久美子様!!
前回の「流氷の伝言」に続き、
とても熱い編集作業とgoodな提案をいつもありがとうございます。
3人の力が見事合致して、後生に残せる
素晴らしい一冊になったと自負しております。
ありがとうございました。
心より感謝。
最後にホタルを見たのは、いつだろう?
Tags: book design